今回は日本化粧品検定3級を所持していた私が、2級と1級の併願受験をして一発で両方合格した際の、勉強方法や期間についてお話していきます。
結論、毎日10分でも十分な勉強期間が取れれば独学で合格は十分に可能です!
もともとコスメに興味がある方や、自分のスキルを高めたい方、特に私と同じように主婦の方は是非最後までお読みいただけたら嬉しいです^^
<受験時の状況>
・30代後半
・夫、2歳の娘、猫との4人暮らし
・ブロガー&WEBライターをしながら週3~4でパート勤務
・日本化粧品検定3級は取得済み
お勉強は久しぶりでも大丈夫!
日本化粧品検定とは
日本化粧品検定とは、化粧品に関する幅広い知識を身につけることができる文部科学省後援の検定試験のことです。
一番下から3級、2級、1級、特級と4段階あり、特級になると認定証やバッジの他、「コスメコンシェルジュ」という肩書も得られます。
特級以外はどの級からでも受験が可能で、3級は公式サイトから無料でWEB受験が可能なため、自分に合うかどうかまずは試してみるのも良さそうですね!
日本化粧品検定1級の概要と目的
日本化粧品検定1級の概要は、化粧品の専門家になることを目指しており、公式サイトでは以下のように記載されています。
化粧品の中身や成分に加え、ボディケア、ヘアケア、ネイル、香り、オーラルケアまで幅広く理解し、さらに化粧品にまつわるルールなど専門的な知識を学びます。
日本化粧品検定公式サイトより引用
3級や2級は普段の生活で活かせるような内容が多く、1級は成分や広告表示、法律の話などより専門的で踏み込んだ内容になっていますね!
日本化粧品検定1級の難易度について
第19回日本化粧品検定の実績によると、1級は67.77%、2級は72.0%の合格率とのこと。結構合格率は高い印象ですよね!
今回なぜ併願で受験したかというと、コスメについて幅広く知識をつけたいと思って両方取りたいなと思ったからです╰(*´︶`*)╯♡
しかし冒頭でもお話した通り、2級を持っていなくても1級の受験ができるので、一気に1級狙いで取るのもコスパがいいですよ♪
日本化粧品検定 1級の試験範囲&内容
以下は日本化粧品検定1級の試験範囲と内容です^^
日本化粧品検定とは | 日本化粧品検定 (cosme-ken.org)
化粧品化学 ・化粧品の原料について
・スキンケア化粧品
・男性肌の特徴
・メイクアップ化粧品の基本となる原料
・UVケア化粧品
・ベースメイクアップ化粧品
・ポイントメイクアップ化粧品
・アイメイクアップ化粧品
・ボディ化粧品についてヘアケア ・毛髪と頭皮の構造と機能
・毛髪の変化とトラブル
・ヘアケア化粧品についてネイルケア ・爪の構造と機能
・ネイル化粧品とお手入れ方法香り ・嗅覚のしくみと香りの種類 オーラルケア ・口腔と歯の構造 サプリメント ・サプリメントの基礎知識 法律 ・化粧品と医薬品医療機器等法
・化粧品・薬用化粧品・医薬部外品の効能と効果
・化粧品の広告やPRのための表示ルール
・化粧品の全成分表示安全性 ・化粧品の安全性を守るためのルール
・化粧品を安全に保つために
・化粧品と肌トラブル
・化粧品の官能評価
・官能評価の実施例
結構出題範囲が広いですよね。。。でも基本的には覚える事が中心なので、いかにテキストを読み込む事ができるかが難易度を左右するかなぁと思います!
試験方式はマークシート式
試験方式はマークシート式(60問)で試験時間は60分と程よい具合。
よっぽど勉強する時間が事前に取れなかった方以外は、十分に回答の見直しをする時間もあるので安心です。実際に私も2級、1級ともに見直しを丁寧に行ってから退出しました!
子育て中の筆者がどのように1発合格したか
もともとコスメは好きでしたが、美容部員経験などは皆無。2歳の育児や仕事、家事をしながらどのように合格したか、具体的な勉強法やスケジュールについてご紹介します^^
購入したのは公式テキストと問題集のみ
まず、試験合格のために最低限必要なのは公式テキストと公式問題集!
これさえきちんと勉強しておけば、ほぼほぼ大丈夫でしょう。というか私がそうでした。
公式テキストは本屋さんやAmazonなどのオンラインでも購入が可能なので、まずはサクッと買っておきましょう。
そして公式問題集ですが、こちらは日本化粧品検定公式サイトから出ないと購入できません。Amazonのように即発送してくれるわけではないので、時間に余裕を持って注文したほうが良いですね!(とはいっても割りとすぐに届けてくれます)
そして、念には念を入れたい方にオススメなのが「早期申込み特典の限定問題集」。
日本化粧品検定協会の定めた期間内に申し込みを行った方が対象の問題集で、特典なので無料なんです!!通常の問題数よりも出題数が少なめなものの、問題集に記載していない内容が書かれているので、すでに受験を検討されているなら、早めの申込みをしてぜひもらっておきましょう!
ということで、1級合格のために使用したのは以下の3つです^^
- 日本化粧品検定 1級対策テキストコスメの教科書(1,980円)
- 日本化粧品検定 1級対策問題集 改訂新版(2,640円)
- 早期申込み特典の問題集(無料)
試験勉強に使ったのは合計で4,260円でした!
2級も併願で受験したので、私の場合は2倍程度かかっています。
試験までのスケジュール
- 試験3ヶ月前
→2級のテキストざっと読む&2級の問題集最低3周解く - 試験2ヶ月前
→1級のテキスト読み始める&問題集最低3周解く - 試験1ヶ月前
→1級と2級のテキスト見直し&問題集解けるだけ解く
今回併願で受験したので、余裕を持って3ヶ月前からお勉強を始めました。大体1つの級に対して1ヶ月くらいを目安にしています。
といっても最初の方は2級のテキストを何となく読む程度で、一日10分か20分程度、それも毎日ではなく読める時だけ読んでいました。
そもそも勉強自体久しぶりだったので、まずは活字に慣れるところからという事でゆるく徐々に慣らしていった感じです。
2級も1級も公式テキストはフルカラーでイラストも多く、各章も短めなのでおかげでサクサクと読み進められます。私のように勉強が苦手な人も比較的ハードルが低めで楽しく読めました^^
テキストには書き込まない
私の勉強法は独特というか、私自身おバカさんなので、テキストを読んでも重要なポイントがいまいち分かりません。いや、それはだいぶ語弊がありますが。笑
公式テキストにはしっかり「検定ポイント」や「出題範囲」が丁寧に書かれているので皆さんは安心してくださいね!
私もさすがに検定ポイントが重要なのは分かります。それ以外でポイントになるであろう箇所を自分でピックアップするのが下手くそすぎるのが悩みなんです。。。
例えば、テキストに要点を書き込んだりノートにまとめたりと言った方法は、テキストの全てが重要そうに思えてきて、書き込みすぎて余計に見づらくなったり。
だからテキストは読むだけ。なんなら付属の赤いシートも使いませんでした。
問題集を解いて重要ポイントを知る
ということで、自分の苦手なカテゴリーを把握するために、問題集を解きます。テキストを読んでインプットしたものをアウトプットするわけです。
この時に解けなかった問題のジャンルが苦手なポイント!ということで、その箇所が記載されたテキストを確認し、そこで初めてメモしておきます。
やはり書くことで覚えやすくなるので、ただ頭の中で復唱するよりも断然書くほうがおすすめ。このときのメモは一時的なもので、覚えたら捨ててしまいます。
そして、もうひとつポイントなのが、問題は60問ずつ解いていくこと。
これは実際の試験が60問なので、60問でどれくらいのボリュームなのかを体感で慣らすためです。ちゃんと勉強できるなってモチベーションの日や1時間程度勉強時間が取れるなら、「60問解いて答え合わせ、60問解いて答え合わせ」を基本にしていました。
もちろん忙しくて勉強する時間がない日や、疲れて集中出来ない日もあるので、そんな日は潔くお休み。これも重要です。イヤイヤ勉強しても意味ないですからね^^
長時間やるよりこまめな勉強もあり
私は主に仕事の昼休憩(1時間)や娘の寝かしつけ後にお勉強してました。昼休憩なら30分程度、寝かしつけ後は2時間程度ですが、疲れた日は無理せず早く切り上げてしまうこともありました。
育児や仕事や家事があると、まとまった勉強時間ってなかなか取れないですよね。でも週2回各2時間勉強するより、10分でもいいからこまめに勉強したほうが長期的な知識として脳が判断し、内容を覚えやすくなるらしいです。(リソース元は忘れました。笑)
また、スタディハッカーの記事によると、長時間かけて勉強するよりもスキマ時間を使って一日のうちに複数回に分けて勉強する方が、より密度の濃い勉強ができるとのこと。
まとまった時間の取りづらい、私達のような常に時間に追われている主婦や、お仕事で忙しい方にはぜひ取り入れてみてほしい勉強法かも!
合格のコツ
日本化粧品検定の出題範囲は公式テキストからのみ出題されます。
実際に1級と2級を合格した私が振り返る、合格したコツみたいなものをご紹介します!
問題集は最低3周、テキストは何度も読みこむ
繰り返しになりますが、日本化粧品検定の出題範囲は公式テキストの内容からしか出題されません。
そのため、公式の問題集は最低3回は解いた方が良いと思います。というよりも、時間に余裕があれば100点が取れるまで何回も解いたほうが安心です。
なぜか??それは、試験では問題集からも一部出題されるからです。
体感的には、問題集そのまんまの形式で出題されたものもいくつかありました。
だからせめて問題集は完璧にしておく事が大事!そして、それ以外については公式テキストを熟読しておき、特に問題集で苦手と分かっている項目は重点的に押さえます。
ちなみに私が受験した時の状況ですが、出題のバリエーションは公式テキストから万篇なく出題されていました。そのため問題集が完璧になったら、あとはテキストの内容をいかに覚えられるかが大事かなと思います。
まとめ
日本化粧品検定は独学でも十分に合格ができる資格です。まとまった時間が取れる方なら2週間本気で取り組んでも良いと思いますが、知識をしっかり頭に入れたい、その知識を今後の仕事に活かしていきたい!という方なら、2ヶ月前くらいから少しずつ、隙間時間など使ってこまめに勉強していくほうが良いでしょう。
今後は、日本化粧品検定以外でも知ってると便利な「覚えるべき化粧品成分」のお話もしていきたいなと思います!
次回の日本化粧品検定の受験をされる方、これからも勉強しようと思っている方、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです^^
ぜひ頑張って下さいね!
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