歯並びのキレイな人って憧れませんか?私は大人になってから自分の歯並びにコンプレックスを持ち始め、30代からマウスピース矯正のインビザラインを始めました。(現在継続中)
本記事では、インビザラインについてのお話をはじめ、マウスピース矯正を始めてから感じたデメリットについてご紹介していきます。
まず前提として、私自身マウスピース矯正を選択して100%良かったと思っています。
大人になってからの歯列矯正は、自分で選択するからこそ色々な情報や歯科医院を比較したり悩まれることが多いと思います。矯正費用も高額なので慎重になって当たり前ですよね!だからこそ、納得して最適な方法を選ぶためにも、実際にマウスピース矯正を行っている筆者の経験が、一つの参考にしていただけたらとても嬉しいです^^
マウスピース矯正についての基礎知識
インビザラインを始め、マウスピース矯正と言われるものはキレイラインやZenyum(ゼ二ュム)、Oh my teeth、hanaraviなど、他にも様々な種類があります。
最大の魅力は、透明性と取り外し可能であること。マウスピース(アライナー)は特製の透明なプラスチックで作られており、歯に装着することでほとんど目立ちません。これにより、治療中も自然な笑顔を保つことができます^^
インビザライン(invisalign)とは、米国アライン・テクノロジー社が開発した、透明なマウスピースを使用して、歯の全体もしくは部分的に歯を矯正する治療法の一つです。患者一人ひとりに合わせてオーダーメイドで作られたマウスピースを使用して歯並びを整えていきます。
日本におけるマウスピース矯正の先駆けであり、おそらく一番有名なブランドです!
マウスピースは取り外し可能なため、食事や歯磨きの際には簡単に外すことができます。そのため、通常の生活や食事に制限を感じることなく、快適に治療を進めることができます。
ただし、インビザラインにはいくつかのデメリットもあります。装着時に違和感や一時的な口内の痛みを感じることがあるほか、装着を忘れてしまったり、長時間外したままにすることで治療効果が低下する可能性も。また、一部の重度の歯並びの問題には適用が制限されることもあるのでその場合はマウスピース矯正ができないことがあります。
ワイヤー(ブラケット)矯正との違い
ワイヤー(ブラケット)矯正とは、ブラケットとワイヤーを使用して歯の位置を調整する矯正方法です。ブラケットは歯に接着され、ワイヤーがブラケットを通って歯を引っ張る力をかけます。ワイヤーは定期的に調整され、治療の進行に合わせて歯の動きが促されます。
ワイヤー矯正の利点としては、重度の歯並びの問題にも適用可能であったり、治療期間が短いと言われています。
一方、マウスピース矯正は透明なマウスピース(アライナー)を使用して、歯の位置を少しずつ移動させます。矯正を始める前に計画が立てられ、計画内容に応じてオーダーメイドでマウスピースが複数枚作られます。そして特定の期間ごとに新しいマウスピースを交換していくという流れ。
透明性であることや取り外し可能であることが最大の利点で、見た目の影響を最小限に抑えることができます。また、定期的な診察や調整の必要性が少ないため、忙しくて頻繁に通院ができない方や外見への配慮が重要な人に適している矯正方法ですね。
マウスピース矯正のデメリット5選
- 矯正期間が長め
- 1日の装着時間も長め
- 装着時の違和感や不便さ
- マウスピースの着脱の手間と食事制限
- マウスピースの清掃や歯のケアが必要
※筆者は全体的な矯正を目標に治療を行っているので、その前提で読んでくださいm(_ _)m
結構デメリットが多い気がする。。。
ワイヤー矯正もマウスピース矯正もデメリットはありますが、それ以上にメリットが得られるので以下で詳しく解説しますね!
矯正期間が長い
マウスピースは1枚あたり0.25mm程度動かす事ができるそうです。つまり1ヶ月で大体0.5mm~1mm程度の移動になりますね。ちなみにワイヤー矯正も1ヶ月で同じ程度の移動量らしいので、比較してもさほど違いはないとも言われています。
そして、実際に私も盲点だったのが、歯列矯正には歯を動かす「矯正期間」とは別に「保定期間」があるという事。
そうなんです、歯並びがキレイになったら終わりでは無いのです。「後戻り」を防ぐために保定装置(リテーナー)を装着していなければいけない期間が結構長くあります。
あくまで目安ですが、矯正期間が1~2年かかり、保定期間は1~2年程度ということなので、歯列矯正を完全に終えるには3年くらいは目安だと頭の隅にいれておくと良さそうですね!
一日の装着時間も長い
マウスピースは一日20~22時間以上の装着が必須です。
私も22時間目安で装着しています!
もし20時間を下回るようであれば、その分装着日数を増やす必要があるため装着時間をきちんと守らないとスムーズに矯正が進まず計画がズレてしまいますし、日数が増えればその分矯正終了の時期も遅れてしまうのでもったいないです!
でも22時間って結構シビアですよね。一日の食事の時間だけで終わってしまいます。。。
筆者の場合は、朝食30分、昼食30分、夕食1時間を目安としてマウスピースを外していますが大忙し。
加えて、マウスピースを外して良い時間に歯磨きやフロス、マウスウォッシュやマウスピースの洗浄の時間も必要になるため、かなり急がないと22時間が守れません。笑
基本的にマウスピースを外せば間食もOKですが、マウスピースを外す回数はなるべく少ないほうが良いらしいので、基本的に外すタイミングは3食食べる時のみが理想でしょう。
おやつ好きな方は少ししんどいかもしれません。。。
装着時の違和感と不便さ
インビザラインの場合ですが、マウスピースはポリウレタン製で厚さ5ミリの物を使用します。昔、食いしばり対策で歯科医院でマウスピースを作った事がありますが、それと比べればかなり薄いです。
しかし、上下の歯に装着して昼夜問わず1日中過ごすため違和感は大いにあります。
装着し続けているとすぐに慣れてしまいますが、滑舌が若干舌足らずになったりマウスピースの形状によっては深く噛み合わせないようにマウスピースに突起がついているため口を閉じても上下の歯が少し浮いているような状態になります。
さらには、矯正途中で顎間ゴム(がっかんごむ)を使う「ゴムかけ」が始まると、自由に口が開きづらくなるためその点も不便なところ。
ワイヤー矯正の場合も口の中に器具が装着されているため違和感は同様です。ゴムかけも行うため、両方のデメリットと言えるでしょう!
マウスピースの着脱の手間と食事制限
マウスピースは外せる利点はありますが、食事の際に毎回着脱が必要であるところもデメリット。
特に、自宅で食事する時は問題ありませんが、外食時など周りに人がいる中でマウスピースを外すのは勇気がいります。
事前にお手洗いに行って外したりもしますが、矯正にすっかり慣れてしまった筆者の場合、レストランの座席でハンカチを使って口元を隠しながら周りに見えないようにパパッと外してしまいます。笑
そして食事が終わったら今度は「歯磨き、フロス、マウスウォッシュ、マウスピースの洗浄」です。
これが時間かかる。15分は絶対かかる。
友人とランチに行くときとか、食べ終わって少し待ってもらうのが申し訳無かったりします。
マウスピース装着中に飲食して良いもの&悪いもの
マウスピース装着中に摂取して良いのは基本「水」だけです。※白湯もOK
食事はもちろんNGですし、飲み物も制約があります。
避けるべき飲み物はこちらです↓
・濃い色の飲み物
→マウスピースと歯が着色する
・糖分を含む飲み物
→虫歯のリスクが高まる
・熱い飲み物
→マウスピースが変形する
じゃあ無糖の炭酸水は??
無糖の炭酸水については賛否両論あるらしく、
無糖ならOKという説もあれば、
インビザライン治療中に飲んでいいものは、常温か冷たい飲み物です。また、色素が薄く、糖分が含まれていないものも問題ありません。水や炭酸水であれば、インビザラインをつけたままでも飲んで大丈夫です。
品川港南歯科クリニックより引用
無糖でも炭酸の酸が歯に良くないからダメ説、
炭酸水は無糖であっても、飲むことでお口の中がpHが3〜4の状態となり、酸性に傾きます。マウスピースを装着したままの状態で炭酸水を飲むと、歯に酸が長時間留まる状況になります。しかもこの唾液による中和作用が得られにくくなり、虫歯になりやすくなります。
HA!PPYより引用
他にも炭酸水の酸程度なら問題ないという考えもあったりして結局よくわからないで、筆者は虫歯リスクを限りなくゼロにするため炭酸水は飲まずに水だけ飲むようにしています。
また、マウスピースを外している時も意外と注意が必要で、控えた方がいい食べ物があります。
・硬いもの(せんべい、りんご)
→不安定な状態の歯に良くない
・粘着性が高いもの(ガム、キャラメル、餅)
→歯に付着しやすくアタッチメントが取れたり虫歯になりやすい
スニッカーズが大好物なので矯正中は我慢我慢。。。
マウスピースの清掃や歯のケア
食事制限に加えて大事なのが歯とマウスピースのケア。
飲食後は必ず、必ず!しっかりと歯磨きを行い、フロスで歯の隙間の汚れを落としマウスウォッシュでうがいすれば尚良しですが、その分手間と時間がかかります。
また、マウスピースもしっかり洗って清潔に保たないと、汚いままでは見た目はもちろん歯にとっても良いこと無しですよね。その点、ズボラさんだと面倒くさく感じてしまうポイントかと思います。
デメリットを深掘りしてみた
実際に生活していてどんなところが気になったの?
私が面倒だなと感じた所をここ!
- 風邪を引いたときにつらい。
- 映画館に行きづらい。
- 一人でカフェに寄りづらい。
- 旅行先で食べ歩きしづらい。
だいたいこれです。特に外出時の制約が多いのがデメリットになりやすいですね。
風邪を引いたときにつらい
マウスピース矯正を始めてから一番きつかったのが風邪の時。
喉が痛くて痛くてたまらないのに、喉あめが舐められない!!!><
マウスピースを装着中は糖類を含む食べ物や飲み物は一切ダメなので、寝る前にのど飴やトローチを舐めたくても我慢。ただひたすら水を飲むという地獄。笑
マウスピースの着脱時は手を口の中に入れて行うので、バイ菌を口の中に入れないように必ず手洗いや消毒した手で着脱をしましょう。
我が家は小さい娘がいるのでしょっちゅう風邪を引きます。私の顔面にダイレクトに咳したり、鼻水を吹いてあげたりするので、風邪が感染るのは不可避。。。
そんな時、マウスピースは心底邪魔で、のど飴も舐めれないしで結構辛かった記憶があります。
映画館に行きづらい
例えば映画館なら、映画を見ながらポップコーンやコーラ、ビールなど飲みながら観たいですよね!
だけどマウスピースは20~22時間装着が必要で、食事をしたら即歯磨きをしなければいけません。
2時間程度ある映画の最中で歯磨きするために途中離席するのも面倒だし、2時間外しっぱなしも結構際どい。※22時間目安にしてる方は特に。
なので、保定期間に入るまで映画館での鑑賞は諦めるか、いっそ装着時間を諦めるかのどちらかになります!
一人でカフェに寄りづらい
これもまたマウスピースを外す時間や手間の問題で、コーヒーや紅茶などを飲んだ後は歯磨きしなければいけないので、スタバでゆったりコーヒー飲みながら作業するとか気軽にできなくなります。
デートやお友達と遊びに行く日はマウスピースの装着時間は多少諦めていますが、一人で買い物に行って疲れたからお茶して帰りたいな~という思いは、お茶する < 歯磨き面倒い が勝るので諦めました。
旅行先で食べ歩きしづらい
ほぼ先程のカフェと同様の理由で、歯磨きの手間がどれだか食べ歩きに勝るかが焦点です。笑
旅先に行ったら色んなお店でたくさん美味しいもの食べたいですよね!
歯磨きや装着時間の制約はありますが、せっかくのお出かけであればある程度制約を緩めて楽しむことを優先させても良いのかなと思います。
要は自己責任なので、その点をしっかり把握した上でマウスピース矯正を行うことをおすすめします!
デメリットはメリットにもなる!
- Q矯正期間が長い
- A
乗り越えれば見た目のコンプレックスがなくなり美しい歯並びに!
- Q一日の装着時間が長い
- A
せっかくマウスピースしてるならホワイトニングもできちゃう!
- Q装着時の違和感や不便さ
- A
ワイヤー矯正は口腔内を傷つけやすいと言われているがマウスピースは傷ができにくい!
- Q食事制限
- A
余計な間食がなくなり痩せるかも?!
- Q歯のケア
- A
着脱出来ないワイヤー矯正と比べると歯磨きしやすいのがマウスピース矯正の良いところ♪
マウスピース矯正が向いている人
マウスピース矯正が向いてない人
まとめ|それでもマウスピース矯正はおすすめ!
マウスピース矯正は一枚一枚新しい物に交換していくため、歯並びがどんどん整っていく過程が見れる事でモチベーションが保たれます。
また、マウスピースは着脱ができるため歯磨きやフロスが簡単に行えます。虫歯予防などのセルフケアがしやすい他にも、保定期間中にホワイトニングもできることがメリットです。私はまだ初めて半年ですが、デメリットはありつつもマウスピース矯正を選んで良かったな~と思っています。
マウスピース矯正に興味のある方や、今後検討されている方の参考になりましたら嬉しいです^^
それではまた!
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